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韓国政府の言う「強制動員」という言葉についての考察

 私の記憶では「従軍慰安婦は強制連行」「徴用工は強制徴用」で、今回は「強制動員」韓国左派の皆さん頑張ってますね。あっさり言うと、「応募工」「徴用工」「軍人」「軍属」をひっくるめてみんな「強制動員」のようです。

 

 これから自論を展開しますが、私は、「様々な民族にある特性(民族的特性)は長い歴史の下に培われてきたものであり、近年の100年、200年で変わらない」と考えています。これが以下の考察の基本原理となります。

 

 では、始めます。

 私には、韓国の方々は「日本の圧政による被害者国家」を強調するあまり、昔からの朝鮮人の民族的特性である「反骨精神?」をディスっている気がします。というのは、朝鮮においては昔から現在まで、様々な騒乱(民衆運動・デモ)の歴史があったからです。

 

 

朝鮮(韓国)で起きた大きな騒乱(デモ)年表

1811年:洪景来の乱

1862年:壬戌民乱

1869年:光陽民乱

1871年:李弼済の乱

1894年:甲午農民戦争

1910年:大日本帝国が大韓帝国を併合

1919年:3.1独立運動

1929年:光州学生事件(韓国では「光州学生独立運動」)

1945年:大日本帝国、連合国軍に降伏。朝鮮統治の終焉

1979年:ソウルの春

1980年:光州事件

1987年:6月民主抗争

2008年:蝋燭デモ

2016年:ろうそく革命

2019年:安倍糾弾デモ

2022年:尹錫悦政権退陣デモ

(以上の騒乱の発生原因は他国の歴史なので、古いものはなにが正しいかわからないので、騒乱の内容はご自身で調べてください。)

 

 ここで、注目したいのが、光州学生事件(日本の歴史的事件、韓国では「光州学生独立運動」)です。1929年10月30日、光州中学に通う日本人学生が電車の中で朝鮮人女学生をからかったことに端を発した日本人学生と朝鮮人学生のけんか。それが徐々に拡大して光州市民を巻き込んだ大規模な反日運動となったという事件です。あっさり言うと、たかが「日本人学生と朝鮮人学生のけんか」を火種にして光州市民を巻き込んだ「反日運動」にまで拡大してしまった。

 

 ところが、こんなにも民族的特性「反骨精神?」にあふれた人々が、日本政府による何十万人にも及ぶ朝鮮人同胞の「強制動員ー慰安婦」「強制動員ー徴用工」「強制動員ー軍人」「強制動員ー軍属」の全てに対して何の騒動も起こしていないのです。不思議というよりも不自然です。

 これだけで、韓国政府が言いつのる「強制動員」自体、当時は全く問題として存在しておらず、近年起こされた問題であることが明白です。(慰安婦についてはラムザイヤー教授により完全論破されたのは皆様ご存じのとおりです。)

 

※「反骨精神?」としているのは朝鮮(韓国)人の皆さんの持たれている民族的特性を正確に表す言葉を思いつかないのです。

 

 

ここからはおまけです。🔗の後の青文字をクリックすると記事に飛びます)

 

1.従軍慰安婦:早稲田大学 有馬哲夫教授の論文が面白いです。

🔗ラムザイヤーの「太平洋戦争における性契約」はヘイト・イストワールを終わらせる

 ゛慰安婦はほとんどみな合意契約をしていた。口約束の場合もあり、契約書を交わした場合もあったが、手続き上、合意契約がなければ慰安婦になれなかった。その契約が慰安婦と慰安所経営者の間で、どのように機能していたのかゲーム理論によって明らかにしたのが、ハーバード大学ロースクール教授マーク・ラムザイヤーが『国際法経済学レヴュー』に掲載した「太平洋戦争における性契約」の中身だ。これは、「慰安婦強制連行説」、「慰安婦性奴隷説」を根底から覆すものだ。”

 

2.徴用工:九州大学 三輪宗弘教授の論文が面白いです。

🔗戦時中の朝鮮人徴用工の賃金と貯金についてー 炭鉱企業の資料からわかること

 ゛これまで反体制や左翼運動家・活動家が日本政府を攻撃する材料や反戦平和活動の一環として、「強制連行」として「彼らの意思に反して」連れてきたという、意図(加害)を以て、戦時中の朝鮮人労働者の日本への移入を描く研究者が多かった。"

゛(1)縁故募集で朝鮮人労働者が北海道の炭鉱に自らの意志で来ていることがわかる。また家族の呼寄せも行われている。

 (2)家族を呼び寄せている表を掲げたが、両親、妻、子供の他に、働き手となる兄弟や叔父、従兄も呼寄せている。

 (3)姉の夫が稼働したいとのことで「証明書」の発行を天塩警察署に依頼している。「奴隷労働」とか「強制連行」ということがあったのならば、自分の親戚を北海道の日曹天塩炭鉱に呼寄せることなどあり得ないであろう。”

 

 

 

3.軍人:鄭安基(チョンアンギ)・洛星台経済研究所研究委員が、強制性を完全否定しています。

🔗朝鮮人陸軍特別志願兵 「強制動員」の通説覆す 『反日種族主義』共著者が報告

 ゛鄭氏によると、朝鮮では1938~43年にかけ、計1万6500人の募集定員に対し、80万3317人が志願。倍率は最高の43年度で60.9倍、平均で48.7倍にのぼった。朝鮮司令部や総督府などの選考を経た1万7703人が朝鮮総督府陸軍兵志願者訓練所に入所、1万7350人が実際に軍に入営した。

「この志願者数の多さは、日本による統治が収奪だったとしたら理解できない」と鄭氏。土地や食料を奪われながら、これほど多くの朝鮮人が積極的に日本軍の兵士になろうとするわけがない。

ーということだ。”

 残念ながらこの記事は有料記事ですので、記事に飛んでも会員以外は全文を読めません。

 

4.軍属:これは良い記事が見つかりませんでした。

 

 とにかく、慰安婦、徴用工、軍人、朝鮮をつけて検索すると、あちら側の色つきの物ばかりで、疲れます。でも、今回、「🔗歴史問題研究会 」というホームページを知ったのは収穫でした。

 

 

おまけのおまけです。

🔗光州学生独立運動記念館