· 

健康保険証からマイナ保険証への移行は12月2日です。

 11.28🔗マイナ保険証へ来週移行も利用率15%と低迷 メリット実感道半ば 政府、スマホ搭載期待

という記事ですが、ちょっといいですか?

 

1.移行前の利用率が低いということから不安視する文章が続いていますが、これは読者に不安をあおることを目的とした記事としか思えません。普通に考えれば「移行前の数字でしょ?」。

 すでにマイナンバーカードの普及率は令和6年1月1日現在、総人口124.4百万人のうち94.5百万人(75.7%)だそうです。(総務省HP🔗マイナンバーカード交付状況について

 マイナンバーカードを持っていても、健康保険証に何の不満もなかったから使ってきた人々が、今後政府が行う「健康保険証の使用期限である2025年12月2日まであと〇〇日!」というキャンペーンに尻を押されて、マイナ保険証に切り替えるのは間違いないと思います。

 

2.記事への反証

(1)マイナンバーカードへの不安「持ち歩いて紛失してしまわないか心配」:健康保険証も、紛失したら同じことです。

 

(2)マイナンバーカードへの不安「個人情報がまとまって管理されることが不安」:この件については、デジタル庁のHP🔗「よくある質問・個人情報の保護について」に掲示されています。

゛A5-1 マイナンバーカードのICチップには、税・年金の情報や病歴などプライバシー性の高い情報は記録されませんので、それらの情報はカードからは判明しません。記録される情報は、券面に記載されている情報や公的個人認証の電子証明書等に限られています。(2015年9月回答)”

 

 

゛A5-2 マイナンバー制度導入により、情報を「一元管理」するようなことは一切ありません。情報の管理に当たっては、今まで各機関で管理していた個人情報は引き続きその機関が管理し、必要な用法を必要な時だけやり取りする「分散管理」という仕組みを採用しています。特定の共通データベースを作ることもありませんので、そういったところから芋づる式に情報が漏れることもありません。"

(2022年12月更新)

 

(3)゛マイナ保険証の利用に心配や不安を感じる人が少なくないのは、マイナ保険証をめぐり、他人の個人情報をひも付けられるトラブルが2023年に相次いで発覚したことがある。政府が普及を急ぐあまり、対策をおろそかにしたという不信感は払拭しきれていない。

 

 これについては、勤めていた会社で少しソフト開発に携わったことがある経験で申し上げますと、ソフト稼働前にバグつぶしが重要な仕事になりますが、全てのバグを消せるものではありません。稼働してみないと発見できないバグが存在するのです。

 当時の利用者数に対してのトラブル件数を%で確認してその多寡で、判断するべきだと思います。