産経新聞が11月24日にスクープ記事として公開した、〝入管が20年前にトルコで現地調査して「川口クルド人は出稼ぎ」と断定する報告書をまとめていたが、日弁連が「人権侵害」として法務大臣に警告書を出したら、報告書はお蔵入りしてしまった。”との記事を受けて、浜田聡参議院議員が、法務省にその報告書提出を要求したら「出て来ました!」で公開したら、盛り上がっています。
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1.🔗川口クルド人「出稼ぎ」報告書、浜田議員が法務省から入手し公表 産経確認文書と同一
〝公表された文書は「トルコ出張調査報告書(地方視察編)」。A4判約40ページのほか、写真など添付資料が約160ページあった。
当時の法務省入国管理局(現・出入国在留管理庁)が20年前の平成16年、難民認定申請者の多いトルコ南部の複数の村を現地調査し「出稼ぎ」と断定していた内容。しかし、日本弁護士連合会が「人権侵害」と問題視したことから、調査結果は事実上「封印」されていた。”
2.🔗「日本の家ちっちゃい」「すごい稼げる」クルド人出稼ぎ報告書、トルコ現地の証言生々しく
〝埼玉県川口市に在留するトルコの少数民族クルド人について、法務省が「出稼ぎ」と断定する報告書を出していた問題で、浜田聡参院議員が16日、法務省からこの文書を入手し、公表した。固有名詞などは黒塗りされているが、現地のクルド人らが平然と「出稼ぎ」と述べるなど生々しいやり取りが記されている。”
私はXをやってないので、今現在浜田議員が公開している法務省「トルコ出張報告書」が見られないのですが、数日たてば見られるかな。で、その報告書を探していたら面白いものがありました。(日本弁護士連合会HP)なので本物と思われます。20年前に日弁連が杉浦法務大臣に出した「警告書」です。
〝法務省入国管理局の職員が、訴訟準備等のために、難民申請をしている申立人ら(クルド人)の国籍国であるトルコ共和国を訪問し、政府関係機関に対して、申立人らの氏名等及び難民であると主張していることを告知し、親族を訪ねるなど現地調査を行ったことについて、申立人らの個人特定情報等を提供されない権利を侵害し、生命等の安全を侵害するおそれを生じさせたとして法務大臣に対して警告した事案。(2005年12月26日)”
「行政権者」である法務大臣に対してものすごい「上から目線」の警告書です。さすが「左を向いている司法関係者」という感じです。
日弁連の圧力としか思えない法務大臣への「警告書」を受けて「トルコ出張調査報告書」を非公開にした法務省、「警告書」により法務大臣に圧力をかけた日弁連、現在まで続く「クルド人問題」の責任は双方にあると、私は思います。
「トルコ出張調査報告書」が公開されていればその時点で解決できていたはずの「クルド人問題」が、20年後の今も問題解決できていない。法務省と共に、その要因となった日弁連にも「クルド人問題」を解決する責任があるのではないですか?と、一国民(私)は思うのです。
日弁連さん、組織の問題ですので「当時の役員は代替わりしているから」では済まない話ですよ~。
日弁連さん、あなた方が出した「警告書」のせいで、川口市民が困ってますよ~。