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在日本中国大使館の言う「南京大虐殺」について

 朝9時に産経新聞の記事を見て、今日はこれかな?と思いながら記事をまとめようとしたら、やはり事案が大きすぎて戸惑ってしまいました。でもまあ、適当に纏められそうな感じになりましたので、ご報告します。

 

🔗の後の青文字をクリックすると該当記事に飛びます。

 

〇🔗南京事件式典、政府が中国へ警備強化を要請 危険レベル「ゼロ」に疑問も

 〝中国が日中戦争中に起きたと主張している「南京大虐殺」に関する式典を開いた13日までに、日本政府は中国政府に対し邦人の安全確保に向けた警備を強化するよう要請した。”

 〝中国では各地で無差別殺傷事件が頻発しているが、外務省が出す海外渡航・滞在の危険情報で、中国は、新疆ウイグル、チベット両自治区を除き危険レベル「ゼロ」のままだ。中国出身の評論家、石平氏は「中国社会全体が乱れ、不安定になっている中で、『反日』という要素もあって、日本人にとっては危険な時代を迎える。危険度を状況に応じて上げるのは当然で、レベルをゼロにしている理由は理解できない」と話している。”

 

 外務省の危険度情報です。🔗中華人民共和国(中国) 危険・スポット・広域情報

 

〇🔗「日本人危険にさらされる中黙視できぬ」 中国大使館の「南京大虐殺」投稿 阿羅氏ら抗議

 〝抗議文は中国側が主張する「南京大虐殺」について「戦時宣伝で、それを利用して日本を批判しているに過ぎない」と指摘し、「中国人を反日に駆り立てている」と問題視した。”

 

ここからは、集めた情報です。

1.外務省の「南京事件」についての見解です。

〇 外務省HP🔗歴史問題Q&A

 〝問6 「南京事件」に対して、日本政府はどのように考えていますか。

1.日本政府としては、日本軍の南京入城(1937年)後、非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できないと考えています。しかしながら、被害者の具体的な人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難であると考えています。

2.先の大戦における行いに対する、痛切な反省と共に、心からのお詫びの気持ちは、戦後の歴代内閣が、一貫して持ち続けてきたものです。そうした気持ちが、戦後50年に当たり、村山談話で表明され、さらに、戦後60年を機に出された小泉談話においても、そのお詫びの気持ちは、引き継がれてきました。

3.こうした歴代内閣が表明した気持ちを、揺るぎないものとして、引き継いでいきます。そのことを、2015年8月14日の内閣総理大臣談話の中で明確にしました。

 

 外務省は、こんな曖昧な文章を世界に発信しているのです。中国に舐められるのも当たり前です。

 

2.外務省のHP記事にクレームをつけた方々の記事です。

〇 産経新聞🔗南京事件」否定しない外務省HP変更を 「記述の根拠ない」阿羅健一氏が要望

 〝近現代史研究家の阿羅健一氏は2日、外務省を訪れ、同省ホームページ(HP)の記述を変更する必要性を主張した。HPには同事件について「日本軍の南京入城後、非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」と記載されている。阿羅氏は「記述の根拠は全くない。外務省HPは英文でも世界へ発信されたまま、さまざまな著作に引用されている」と訴えた。”

 〝5年4月には林芳正外相(当時)が国会答弁で根拠となった政府機関の作成資料について、昭和50年に出版された防衛庁防衛研修所戦史室(当時)の戦史叢書「支那事変陸軍作戦」第一巻を挙げたことがある。しかし、同書の該当する記述を巡っても「日本軍が意図的に住民を殺害したという文脈で記されているのではない。政府の公式文書からは日本軍の意図的な住民殺害についての明確な記述はない」(自民党の和田政宗参院議員)との反論がある。”

 

3.政府の「南京事件」見解です。

 中国で「南京大虐殺」と言っているのに「南京事件」としている時点で、中国が仕掛けている「歴史戦」において、外務省がまともな仕事をしていないことが解ります。つまり外務省が行っているのは中国の言う「南京大虐殺」への反論ではないのです。

〇 H18.06.13 🔗参院 河村たかし議員 いわゆる南京大虐殺の再検証に関する質問主意書

 この質問主意書は、私たち心ある国民が普通に持つ疑問が書き並べられています。河村たかし氏の国政参加を応援しています。

〇 H18.06.22 🔗内閣総理大臣 小泉純一郎 答弁書

 まあ、あの方ではこんなもんでしょうね。

 

4.「南京大虐殺」を載せている教科書出版社への質問をされてる人々

〇 産経新聞🔗南京事件で「一般人を多数殺害」記載の教科書に「裏付けを」神奈川の民間団体、回答は1社

 〝神奈川県の教職員や地方議員らでつくる民間団体「教育を良くする神奈川県民の会」(小山和伸代表)は、日中戦争時の1937年に旧日本軍による南京占領で起きたとされる「南京事件」を巡り、「女性や子供など一般人や捕虜を含む多数の中国人を殺害」などと記述した教科書の出版社9社に対し、日本軍の命令で多数の中国人を殺害した根拠となる一次資料の提示を求める提言書を提出した。事件について「非戦闘員の殺害は否定できない」とする外務省の見解の根拠が示されていないことが背景にある。一方、期限までに回答したのは1社にとどまった。”

 

 一次資料はないんですよね。当時の事件報道は無いし、事件の証拠とされる写真は東中野修道先生方の「南京事件 『証拠写真を検証する」にて、「証拠として通用する写真は一枚もなかった。」と否定されています。

 私はこの件の回答は「民族性」にあると思っています。「南京大虐殺」は中国の歴史に多々ある「屠城」(城域内の人民すべてを殺す)の記憶をコピーして、日本を貶めるための道具にしたものです。残念ながら日本には「屠城」という歴史はありません。

 

 日本に「屠城」という歴史がない例として、日本の歴史で唯一、織田信長の「比叡山焼き打ち」という大量殺人がありますが、内容が全く違います。

(1)白河法皇(天皇→上皇→法皇となった権力者)が権勢を奮った時代に白河法皇が語った「天下三不如意 鴨川の水、双六の賽、山法師」と思い通りに出来ないものを嘆いたとの逸話があるうちの「山法師」が比叡山の僧兵の悪行です。

(2)信長が比叡山焼き打ちを行った状況を私が語るよりも解り易いHPがありました。

〇Kyoto.Love.Kyoto🔗信長史上最凶事件!比叡山延暦寺焼き討ちに大義はあったのか?

 〝朝倉浅井勢によって、信長は命を落とす寸前まで追い詰められました。信長でなくても相手を許すわけにはいかないでしょう。その憎き朝倉浅井をかくまったのが、信長の政策に抵抗し民を苦しめている延暦寺。信長にとっては、延暦寺を攻撃するのにためらう理由などなかったでしょう”(標的は寺院(僧侶)、僧兵、寺院に集う門徒であり、「屠城」で殺されたような一般住民はではなかったのです)

 

〇京都府教育委員会 🔗延暦寺の焼き打ち

 こちらは経済面からの研究で、面白いです。教育委員会HPからのつながりはわかりませんでした。

 

 

 中国の「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」という式典は2014年から続いているようです。日本政府 外務省は、「中国の危険レベルは0」としながら式典前に「在中法人に注意喚起」という局所療法を毎年行っているわけです。

 

 戦後80年、世代的にはそろそろ4世代の時代です。日本政府はいつまで「東京裁判史観」(日本は悪い事をした)から脱却できるのでしょう。

 

 そういえば、中国発祥の「囲碁」では、相手の石に囲まれた石は数えません。(つまり死です。)日本の「将棋」では、取った駒(対戦相手の玉の駒以外)は味方の駒として活躍の場を与えるのです(生かして使う)。これも民族性の現れですね。