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少数派の権利向上を目指す取り組み「多様性・公平性・包括性(DEI)」ってなに?

 今日の産経新聞記事にあった「多様性目標」という言葉にひっかかってしまいました。「多様性目標」ってなに?。ということでこの記事にあった「DEI」という言葉を調べました。

 

Diversity (多様性):人種や性別、国籍、宗教、価値観等が異なる人々が、一人ひとりの違いを「個性」として互いに受け入れ、尊重し、個性に価値を見出すことで、組織が全ての人にとって居心地の良い場所とすること。

Equity (公平性):一人ひとりが公平に能力を発揮できるよう、情報やツール、仕組みなどを活用できるよう各人に合った環境を整えること。

Inclusion (包括性):一人ひとりの多様性が認められ、個性を発揮し、誰もが組織に貢献することが出来る状態であること。

(参考:EREMINIST HP DEIとは?)

 

 日本政府は「Diversity」(多様性)は推進しているようですが、「E」「I」は民間が推進しているようですね。

 

 産経新聞の記事では、米国民間企業において「DEI」を推進してきたが、企業において、女性役員やマイノリティの一定数の登用には無理があると反発が起きているようです。

 

 女性役員やマイノリティーの一定数の登用って、「個人の能力以外の選定基準を作ったけれど、無理だった。」ということですね。

 企業の役員選的基準に個人の能力以外に色を付けるなんて、あんたらバカですか?。と笑ってしまう海外企業の顛末記ですが、どうせこんな記事は産経新聞以外は報道しないでしょうし、これから日本でも「DEI」は左を向いた人々によって推進されるのでしょうね。(T_T)

 

🔗の後の青文字をクリックすると記事に飛びます。

1.🔗米マクドナルドも「多様性目標」を廃止 トランプ次期政権発足で見直し加速の可能性

 〝米マクドナルドが多様性確保に向けた目標を廃止することを明らかにした。米国では職場での女性やLGBT(性的少数者)への配慮が行き過ぎではないかとの声が広がりつつあり、日系企業も対応を迫られている。「ポリティカルコレクトネス(政治的公正)」への反動の表れといえ、見直しの動きは20日のトランプ次期政権発足を受け、加速する可能性がある。”

 〝(トランプ)次期政権の政府外の新組織「政府効率化省」を率いる予定の実業家、イーロン・マスク氏も「DEIはプロパガンダ」と批判している。揺り戻しの動きは強まることが予想され、企業は対応に追われそうだ。”

 

2.🔗LGBTや女性の取締役選任ルールは「無効」 米企業で「過度」の多様性見直し進む

 〝米国の企業や大学で、女性やマイノリティー(少数派)の積極登用などの多様性推進を見直す動きが起きている。米国では近年、少数派の権利向上を目指す「多様性・公平性・包括性(DEI)」と呼ばれる取り組みが進むが、保守派から個人の能力より人種やジェンダーが優先されかねないとの懸念が上がる。DEIを「過度の配慮」とみて揺り戻しが起きている形だ。”

 〝米紙クリスチャン・サイエンス・モニター(電子版)は、大学や企業で多様性の確保を推進する近年の動きは、保守派のほか、一部の左派にとっても「行き過ぎだ」と指摘した。同紙は今年6月の記事でも、DEI推進には「人種やジェンダー意識を個人の能力よりも高く評価する」傾向があり、その取り組み自体が「差別」につながると警鐘を鳴らした。”