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小学校~それは小さな社会~ 山崎エマ監督のインタビュー記事がありました

 小学校~それは小さな社会~ という映画について、12月にこのブログで書いたことがありましたが、数日前にスマホのgoogleニュースだったかに「教育新聞 米アカデミー賞ノミネートの映画『小学校』山崎エマ監督に聞く」という記事がありまして、「ほお~アカデミー賞にノミネートか~。」と目について、ちょっと急いでいたので、その記事を開いたままにしていました。

 翌日、PCで教育新聞の該当記事を読もうとしたら、会員記事で読めませんでしたが、スマホはそのままでしたので全文を読みました。

 

 この記事を読んだ後に、映画レビューを読むとかなり辛辣な批判があり、映画に好意的だった私は「あれれ?」という状態になりましたが、教育新聞の記事では山崎監督の考え方がはっきり書かれていたので、以下に展開してみます。

 

🔗の後の青文字をクリックすると記事に飛びます。

〇教育新聞🔗米アカデミー賞ノミネートの映画『小学校』 山崎エマ監督に聞く

 会員記事なので読めません。

 

 全文を載せることはできませんので、批判の多かった打楽器の練習をしてこなかった子どもへの厳しい指導についての話です。

 〝新1年生を迎える演奏会の準備の中で、担当楽器の練習をしてこなかった児童を教員が厳しく叱責(しっせき)する場面があり、「指導が厳しすぎるのでは」という声もあった。これに対して山崎監督は「指導はどれだけ厳しくするべきかという議論を巻き起こしたかった」という。

 「小学校で私は何かを乗り越えることで成長できて、周りと力を合わせる喜びや達成感を得ることができた。(中略)」

 山崎監督は「学校はさまざまな経験をする場だ」と続けた。「叱責がいいとは思わないが、この場合、『この子なら乗り越えることができる』と先生方が判断して計画的に指導した。関係性に応じた指導方法があると思うので、こういうことを一律で禁止するのもどうかと思う。しかし正解がない中で、私は大人になった時にこういう経験が自分のためになったと思ったので、このシーンを入れた」”

 

(これ以上記事を転記できないので、私の方で短くまとめました)

 この後に、「教育が日本社会の同調圧力を作る」という話に対しても答えを返しておられます。

 

 そして、印象的だったのが、フィンランドでは個人を尊重する形で教育が行われていたが、今、自分のことしか考えられない子供たちが増えて、社会が不安定になっている。だからこそ日本の教育に関心があるのだと語っておられます。

 

 最後に、「学校は日本社会の未来を作っている場所であり、国民全てが教育に関心を持ってほしい。この映画をそのきっかけにしてほしい。」と語られています。

 

 教育新聞さん、素晴らしいインタビュー記事です。現在、会員記事で一般公開されていないのが残念です。