本日の産経新聞 ”元慰安婦に寄付金1.9%しか支払わず」韓国の正義連、疑惑報じた朝鮮日報訴えるも敗訴” という記事を見て、最近、韓国の「慰安婦問題」についての記事を見なかったなと思ってググってみたら、あららぁ~、韓国の「慰安婦問題」って、落日の勢いだったんですね。
なんとなく、数年前のマーク・ラムザイヤー教授の論文の正統性が認められたというところで私の認識は止まっていたようです。以下に昨年末からの「慰安婦問題」についての産経新聞記事を時系列でお知らせします。
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〇2024.11.16🔗反日闘士の栄枯盛衰と慰安婦問題の〝終焉〟
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〝いわゆる慰安婦問題で長年、韓国内外で日本非難の運動を率いてきた尹美香(ユン・ミヒャン)前国会議員(元韓国挺身隊問題対策協議会代表)の寄付金横領疑惑を巡り、やっと韓国最高裁で有罪が確定した。メディアの関心は、有罪確定だと議員失職なのに任期(4年)終了後の判決では意味ないじゃないかというものだが、それでも判決は慰安婦問題の〝終焉(しゅうえん)〟と反日闘士の栄枯盛衰をあらためて印象付けるものだ。”
゛彼女は元慰安婦に付き添う名士として毎週、日本大使館前デモで弁舌を振るい、世界中に「日本軍性奴隷20万人」説を宣伝して回り、4年前ついに国会議員にまで上り詰めた。お金にかかわる疑惑が出た後、味方だった韓国メディアからも見放されてしまったが、この人生どこか切ない感じがしないでもない。(黒田勝弘)”
韓国で「反日 慰安婦問題」活動家として一番有名だった尹美香氏の「慰安婦への寄付金」横領疑惑について韓国司法で有罪判決が出てしまいましたぁ~。(笑)
この件は、韓国でもっとも有名な慰安婦である李容洙おばあさんが告発したことから始まった疑惑でしたが、その折に尹美香氏は李容洙おばあさんについて「この人は慰安婦ではない」と発言していましたね。・・・詐欺師同志の内輪もめ~。(笑)
〇2025.1.30🔗凍結の慰安婦「記憶遺産」審査、申請競合2団体が対話へ 「性奴隷」証言と軍規律資料
゛国際市民団体「国際連帯委員会」は16年5月、慰安婦に関する資料「日本軍『慰安婦』の声」をユネスコに申請した。韓国に事務局を置き、日本や中国など8カ国・地域の14団体で構成する。慰安婦の絵や証言に加え、「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」主催の「水曜デモ」の活動記録なども含まれている。
慰安婦を強制連行された「性奴隷」とするなど事実誤認に基づく内容で、専門家は「客観的に検証されていない資料」と指摘する。慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した15年の日韓合意との整合性も問われている。”
゛反日活動の阻止を目指す「なでしこアクション」(山本優美子代表)など日米の保守系4団体は「政治利用ではなく一次資料の登録を」と訴え、国際連帯委員会と同時期に「軍専用の公娼(こうしょう)制度」と位置付ける「慰安婦と日本軍規律に関する文書」を提出した。”
ユネスコでは「世界記憶遺産登録」について、内容が対立する団体がある場合は双方で見解をまとめるように指示するようになったようです。過去に日本と韓国、中国と韓国の対立を無視した世界記憶遺産登録をやってしまって、大批判を浴びた結果です。
今回の「慰安婦」については、韓国側からは「慰安婦の絵や証言」「韓国挺身隊問題対策協議会主催の『水曜デモ』の活動記録」という「客観的に検証されていない資料」を提出。対して、日本側からは「軍専用の公娼(こうしょう)制度」と位置付ける「慰安婦と日本軍規律に関する文書」という一次資料を提出。
日本側資料の正統性が明らかですが、これは国家間の対立ともなりますのでユネスコで日本の勝ちとは言いにくい状況です。そこでユネスコが提案したのが「双方の対話」。自分自身では判断できないとの見事なクズ提案でした。どこに国際機関の権威があるのでしょうか。
まあ、永遠に対話の結論は出ないでしょうね。ということで、「なでしこアクション」山本優美子代表、本当にありがとうございます。
〇2025.1.22🔗韓国「帝国の慰安婦」民事訴訟、元慰安婦ら逆転敗訴 「記述は学問的」刑事裁判は無罪確定
゛ソウル=桜井紀雄】韓国のソウル高裁は22日、慰安婦問題を扱った著書「帝国の慰安婦」の記述で名誉を傷つけられたとして、元慰安婦らが著者の朴裕河(パク・ユハ)世宗(セジョン)大名誉教授に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、計9000万ウォン(約978万円)の支払いを命じた1審判決を破棄し、原告敗訴の判決を言い渡した。
高裁は、同書の記述は「学問的、客観的」だとし、「原告らが感情的な影響を受けたとしても、学問の自由を保障する憲法の価値に照らして人格権を侵害したとはみなし難い」との判断を示した。”
慰安婦と日本軍は「同志的な関係にあった」という記述をもって、元慰安婦らの名誉を傷つけたとの訴訟だったようですが、判決ではその記述は「学問的、客観的」だったとの判断です。
〇2.18🔗慰安婦は売春婦」発言 韓国元教授無罪確定の衝撃 「反日歴史観」正常化へ議論活発化
゛韓国・延世(ヨンセ)大学の元教授、柳錫春(リュ・ソクチュン)被告の、慰安婦は「売春の一種」などという発言が、元慰安婦らに対する名誉毀損(きそん)罪に問われた裁判で、韓国最高裁が「無罪」と確定したことが衝撃を与えている。韓国では近年、異常な「反日活動」に異を唱える「アンチ反日派」の動きが活発化しており、韓国の歴史観が正常化する一歩と評価する意見が出ている。”
゛麗澤大学の西岡力特任教授は(中略)今回の無罪確定で判例ができたことは、韓国の歴史観が正常化する大きな一里塚だと思う。無罪確定の背景には、ちゃんとした韓国語での研究書が出てきたことがある。韓国の学会やジャーナリズムでも、事実に基づく議論が堂々とされるようになったことが後押ししているのではないか」と話した。
上の判決も、この判決も、ラムザイヤー教授の「慰安婦は商行為であった」という論文と、韓国における反日を覆そうとしている尹政権下の司法判断ということでしょうか。
〇2.21🔗「元慰安婦に寄付金1・9%しか支払わず」韓国の正義連、疑惑報じた朝鮮日報訴えるも敗訴
゛韓国のソウル中央地裁は19日、元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連、旧挺対協=ていたいきょう)」による元慰安婦への寄付金流用疑惑を報じた朝鮮日報やTV朝鮮などに対し、正義連が名誉毀損(きそん)を受けたとする損害賠償訴訟で、正義連の訴えを退ける判決を下した。朝鮮日報などが報じた。
朝鮮日報は2020年5月、正義連が過去4年間で寄付金49億7344ウォン(約5億2000万円)を受け取ったにも関わらず、元慰安婦に支払われたのは18年で1・9%、19年で3%に過ぎなかったなどと報じた。正義連は同年9月に「虚偽の報道で被害を受けた」などと主張し、5000万ウォン(約520万円)の賠償を求めて朝鮮日報などを提訴していた。”
反日団体が「慰安婦」をネタに金儲けしていた実態が明らかにされて、それは名誉棄損だと訴える。この訴訟は無理筋ですね。
まあ、この訴訟のおかげで「正義連」という、韓国で反日を金儲けの手段としていた団体の実態が、韓国メディアの報道に上乗せする形で明らかになったという、ありがたい行動でした。
私、手を合わせちゃいます「なむなむ。」