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川口クルド人難民の皆さんに本国から逆風が吹いています

 入管で難民と認められないまま難民申請を繰り返し、その申請期間を利用して日本で金儲けをする、自称クルド人難民の皆さんに、本国トルコからすさまじい逆風が吹きました。日本に来るクルド人の皆さんが難民を自称するための必須アイテムであるトルコ反政府武装組織であったクルド人PKKの創設者が、「トルコでのクルド人迫害を否定し、即時停戦を宣言した」そうです。

 

 さあ、今まで「トルコ本国でPKKのせいで、迫害を受けているクルド人難民はかわいそうな人々」と川口クルド人を支援してきた皆さんはどう動くのでしょうね。

 

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〇🔗「迫害なくなった」川口クルド人、在留根拠失う PKK停戦宣言で新たな難民申請困難

 〝トルコの少数民族クルド人の非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」が反政府闘争の即時停戦を宣言した。武装解除や組織解散の実現は不透明だが、今回の一連の動きは、埼玉県川口市で難民認定申請中のクルド人らの立場に何らかの影響を与えるのか。トルコのクルド人らからは「クルド人が難民申請する口実がなくなった」との声も出ている。”

 〝PKK創設者のオジャラン受刑者(76)の獄中声明が公表され、「PKKは役割を終えた」として武装解除と解散を求めた。その際、次の一文が注目された。

 「(トルコ)国内でクルド人のアイデンティティーの否定が解消され、表現の自由が改善されたことで、PKKは創設の意義が弱まっている」

 創設者みずからがトルコでのクルド人の迫害を否定し、PKKが「全面的に賛同」したことで、クルド人の難民該当性も否定されたことになる。”

 さあ、これから大手メディアは「川口クルド人問題」をどのように発信するのでしょうかね。楽しみです。

 

〇🔗「PKKは役割を終えた。武装放棄せよ」クルド労働者党創設者オジャラン服役囚・声明全文

 〝27日公表されたトルコの非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」創設者のオジャラン服役囚(76)がPKKに対し、トルコ政府への武装闘争の終結を呼びかけ、武装解除と解散を要求した声明の全文は次の通り。同服役囚は1999年2月に50歳で拘束されて以来、獄中生活は26年に及ぶ。10年前の2013年にも同趣旨の声明を発表したが収束せず、活動は再び活発化していた。”

 〝PKKの理論や計画、戦略、戦術は、20世紀の現実社会主義の影響を強く受けてきた。しかし、1990年代に現実社会主義が内的要因から崩壊し、また国内でクルド人のアイデンティティーの否定が解消され、表現の自由が改善されたことで、PKKは創設の意義が弱まって、同様な行動の繰り返しに陥っている。したがって、PKKは他の類似組織と同様に、その役割を終え、解散が必要となっている。”

 PKK創設者が「PKKは役割を終えた」と宣言したのです。日本にいるクルド難民の皆さん、どのように方向転換するのでしょう。また、日本における支援組織の皆さんは、どのように方向転換するのでしょうね。これも楽しみです。

 

 

おまけ

〇🔗不法滞在で強制送還対象のトルコ国籍者1098人 補正予算に護送費8300万円計上

 〝埼玉県川口市に集住するトルコの少数民族クルド人の一部と住民の軋轢(あつれき)が表面化している問題を巡り法務省は27日、不法滞在者として退去強制(強制送還)手続きを受けているトルコ国籍者は1098人(令和5年末時点)に上ることを明らかにした。衆院予算委員会第三分科会で、自民党の塩崎彰久氏の質問に回答した。質疑では6年度補正予算に強制送還の護送費8300万円が計上されたことも示された。

 このうち、実際に退去強制令書が発付され、仮放免されているトルコ国籍者は738人(同)にのぼる。塩崎氏は、難民申請に対する出入国在留管理庁の手続きが追い付いていない現状を挙げて「日本に滞留する数が積みあがらないことが大事だ」と強調した。”

 「退去強制令書が発布され、仮放免されている」って、何なのでしょう。「6年度補正予算に強制送還の護送費8300万円が計上された」とは書かれていますが、いくら使われたのかの言及がないのは、どういうことでしょう。

 法令に基づいた不法滞在者を強制退去させることもできない行政機関、つまり、国民を守るのが存在理由である日本国行政機関が日本国民の安全を担保しないということでしょうか。こんな役所って存在理由ありますか?。