· 

〈正論〉戦前の昭和のレッテルを剥がす 新保祐司氏の記事です。

 昭和の時代は、第1期:明治維新後の四民平等という思想から開花した市民文化の爛熟期である戦前。そして戦中。第2期:敗戦後のGHQが作り上げた「東京裁判史観」に基づいた日本人の思想改変が行われた戦後(これは令和7年の現在まで続いています)。と、二つの異なる思想的背景を持つ時代でした。

 

 安倍首相が発表した戦後70年談話(平成26年)で、日本の戦後は、終わったはずなのですが、いまだに戦後80年を語る識者が多いことと、日本文化の爛熟期である戦前昭和を語らないことに違和感を持っています。それをこの記事は語ってくれています。

 

🔗の後の青文字をクリックすると記事に飛びます。

〇🔗〈正論〉戦前の昭和のレッテルを剝がす 

産経新聞無料会員以上用の記事です。

 〝昭和を最も特徴づけるものは戦前と戦後という様相を異にした二つの時代があることである。”

 〝川本三郎著『陽だまりの昭和』は、戦前を先入見なしに捉える視点を与えてくれる本である。昭和の市井の人々の暮らしの中に普通にあった生活風俗を、氏が長く評論の対象としてきた映画や文学を手掛かりにして40余の項目にわたってとりあげたもので、柳田國男の『明治大正史世相篇』(昭和6年)の戦前の昭和篇といった趣である。”

 〝戦前の昭和は、生活風俗としては「陽だまりの昭和」があり、「文化は多くの作家や芸術家の戦争中の作品をもって、その頂点とするのではないか」と言える深い時代であったのである。決して「暗い時代」ではなかった。敗戦国の戦後が、そう貶(おとし)めたかっただけなのである。”

 

 歴史はつながった糸であり、敗戦後GHQによっておかしな色に染められてしまいましたが、同じ糸なのです。そろそろおかしな色に染められた糸を、染められる前の元の色から見直してみることが必要ではないでしょうか。