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第三者委員会の委員長藤本氏は東京地裁・大阪地裁、上田委員は大阪高裁、白井委員は大阪高裁の判事経験者であるとともに、調査員として弁護士の3名による組織です。
したがって、今回の第三者委員会の報告書は法曹界における判断と考えていいでしょう。
調査報告書の内容を簡単に書くと以下の通りです。(ぜひ報告書をお読みください。)
1.五百旗頭氏問題:県側の行為に違法性は確認できない。
2.おねだり:ほぼ事実は認められない。
3.プロ野球優勝パレード問題:補助金の増額とパレード拠出金に見返り関係は認められない。
4.パワハラ:16件中10件をパワハラであると認定しています。
5.公益通報者保護法:保護法違反と判断しています。
私見です。
1.2.3については想定通りです。
4.については、パワハラ認定レベルが強すぎない?というのが感想です。私が思ったのは以下の2点です。
①私が過去に見聞したパワハラは、特定の個人に対して何度も行なわれる正統な理由のない迫害行為です。このような事案は今回の事例には確認できません。
②組織において上位者が部下に与える教育的指導。これをパワハラと認定されたら、部下教育はできません。教育的指導は受ける本人を育てる目的のもとに行われるものであり、受ける本人も周囲の人間もパワハラとは言えないと思います。今回の事案では知事に対して担当者がしっかりした「報・連・相」をできていなかったから起きたものが多いように思えます。
5.については以前から本件が「公営期通報者保護法」に該当する案件であるかは賛否両論でしたので、今回の第三者委員会の判断が法曹界の判断として認めますが、匿名の外部通報を公益通報と認めるのには違和感があります。これを認めたらなんでもありになってしまうような気がするのです。
公益通報者保護法自体の改定が行われるようですから、様子見ですね。
ところで、大手メディアは「第三者委員会報告書」により現在の兵庫県政に何かの変化を期待しているのでしょうが、県議会は何か行動を起こすことができるのでしょうか?
兵庫県議会は告発文の内容をもとに昨年9月に「知事不信任決議」をやって、「県知事選」が行われ、県民の支持により斎藤知事が再選されたのですよね。禊は済んでいます。
法曹界には「一事不再理」という原則がありますが、県議会は告発文の内容を第三者委員会にそぎ取られて、「パワハラと公益通報者保護法違反」だけで2度目の「知事不信任決議」を行えるのでしょうか?もともと「公益通報者保護法違反」には罰則規定はないのですがね。
これからの兵庫県議会の動きが楽しみです。
不真面目な話ですが、くだらないテレビドラマよりも面白いです。