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石破首相が川口クルド人問題で「ルール守らないが黒人とは共生できない」と発言した衆議院予算委員会の議事録です

 このブログでご紹介しました、2月21日、衆議院予算委員会 川口市在住の日本維新の会高橋英明氏の質疑がようやく議事録に掲載されましたので、ご紹介します。

 

 この質疑内容は、全国民が知っておくべきものだと思います。

 

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〇衆議院予算委員会議事録 🔗第217回国会 予算委員会 第14号(令和7年2月21日(金曜日)

 議事録自体が長いのですが、私が赤字にした部分だけでも読んでいただければこの問題の要点がお分かりいただけると思いますので、ぜひお読みください。


高橋(英)委員 日本維新の会の高橋英明でございます。

 総理、初でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 早速質問に入らせていただきますが、これから私が質疑するのは、これは国の明らかな政策の失敗で招いたことだというふうに思いますので、今後、将来どこの地区でも起こり得ることだというふうに思いますので、それを踏まえて聞いていただきたいと思います。

 先日、トルコ議長御一行が参りました。エルトゥールル号の事件から、事故から今年で百三十五年なんですね。本当に長きにわたる友好国だなというふうに思います。

 総理、今年の初め、一月ですね、トルコの駐日大使が替わったんですけれども、お名前は御存じですか。エルトゥールルさんというんですね。本当にまさに偶然だなというふうに思うんですけれども、また縁も感じるなと思っています。この駐日大使が在任中に、トルコとのいろいろな諸問題をしっかりと解決をしていきたいというふうに思っています。

 実は、昨年十一月に、私はトルコに視察に行ってまいりました。単身で、弾丸状態でしたけれども、行ってまいりました。

 このとき、パネルにありますけれども、これを御覧になると、トルコのいわゆる国会なんですね、ここは。壁に大きな穴が空いているんですけれども、これは何だと聞いたら、F16戦闘機のミサイルを撃ち込まれたというんですね、過去に。随分えらいところに来ちゃったなと思いました。

 私が行ったのが十一月で、その前月の十月にはアンカラで自爆テロがあって、五名が亡くなっているというテロもございました。これは何やらPKKが表明をしたそうですけれども、本当にえらいところに来ちゃったなというふうに思いました。無事に帰ってきたので、よかったんですけれども。

 何をしに私が行ったかというと、トルコのクルド人の国会議員さんと面談をしに行ってまいりました。そして、今、日本のクルド人、彼らの同胞の現状、そして私の地元の川口の現状のお話をさせていただいて、何とかならないかということで行ってまいりました。そうしたら、向こうは二人出てまいりましたけれども、私が話をしたら、冒頭に言われたのが、日本人は一億二千万人もいる、たかが三千人のクルド人でがたがた騒ぐなと言われたんですね。さすがにちょっと頭にきました。

 これは、三千人が全国に散らばっていれば分かりますよ。ある一定の地域に集住をしちゃっているんですね。三千人といったら、一つの町会みたいなものですよね。それが埼玉県南部、川口市を中心としたところに集住をしている現実があるんですね。これはやはり大きな問題になっています。

 そこで、総理にちょっと確認したいんですけれども、昨年二月の二十六日、岸田前総理に私は予算委員会で質問をしました、外国人の共生に関して。岸田総理に、ルールを守らない、いわゆる不法滞在者、在留資格のない方々、そういった方々も含めてルールを守らない方々とも共生をするんですかと。そうしたら、岸田総理は、ルールを守るのが大前提だ、ルールを守る外国人の方々と共生をするんだ、そういう答えを言いました。そして、もう一つ、政治の、総理の一番の責務は国民の生命財産を守ること、これに間違いございませんかと。そうしたら、当時の岸田総理は、間違いございません、こうお答えいただきました。

 この件に関して石破総理も同じ気持ちかどうか、お聞かせください。

石破内閣総理大臣 岸田総理が答えられたように、ルールを守るのは大前提ですが、みんなが守るというふうに断言はできませんので、ルールを守らない外国人によって日本人の生命財産に危害が及ぶということは、日本国政府として断じて許されないことだと考えております。

 ルールを守らない外国人と共生はできません。そういうような方々に日本にいていただかないようにするのは日本国の責務でございます。

高橋(英)委員 ありがとうございます。はっきりと分かりました。

 昨年の六月、改正入管法が施行されましたけれども、およそ七、八か月たちました。入管に効果はどうなんだと聞きましたら、確実に効果は上がっていますという答えをいただいたんですけれども、じゃ、数字で示せと言いましたら、済みません、まだ数字ではまとまっていないんですという答えだったんですね。だから、今日は数字は聞きません。ただ、地元では、肌感的にはこれは全く減っておりません。これは本当にみんな言っていますし、私のところにもクレームはどんどんどんどん増える一方でございます。

 昨日かな、おとといかな、トルコ国籍の男性が女性をつけ回して公園に引っ張り込んでまた悪さをして捕まったみたいなニュースが出ていましたけれども、そういったことが多々あるんですね。それで、クルド人が悪さをすると僕はトルコ人ですとか、トルコ人が悪さをすると僕はクルド人ですとか、カンボジア人が悪さをすると僕はベトナム人ですとか、もう訳が分からない状態になっているんですけれども、ただ、唯一共通しているのは、在留資格がないということなんですよ。

 こういった在留資格のない人々は、やはりこういった悪さをする人も多々いるので、一回しっかりと強制送還をして、早急に対応していただきたいと思いますけれども、いかがですか。

鈴木国務大臣 今先生がおっしゃいましたように、法令に従い手続を進めた結果として退去強制が確定をした外国人は速やかに出ていっていただく、これは大原則であります。

 私どもとしても、保護すべき者については、当然、迅速かつ確実に保護をした上でありますけれども、退去強制が確定した者については、先ほど御指摘の改正入管法、この規定を適切に運用して、迅速にしっかりと送還を実施をしていきたいと考えております。

高橋(英)委員 昨年、ひき逃げ事故がございました。やはり在留資格のない少年、これは無免許運転ですね、バイクに乗っていた二人がひき逃げされて、一人は死亡しました。この死亡した一人は、私の知人の会社の従業員でした。本当に身近な問題なんですね。切実な問題なんです。総理も、もし知人がそういった目に遭う、自分のお嬢さんが連れ回されて、公園に連れられる、そういったことをちょっと想像してみていただきたいというように思います。

 総理、先ほど言った国民の生命財産を守るというのは、もちろん、これは日本国民の生命財産だというふうに思いますけれども、その辺を踏まえて、総理からお聞きしたい。早急に強制退去を含めて対応していただきたいと思いますが、いかがですか。

石破内閣総理大臣 法務大臣もお答えいたしましたが、不法滞在者など退去強制すべき者、これを早期に送還するということは極めて重要でございます。

 入管法を令和五年に改正をしたのでございまして、重大犯罪の前科がある者、三回目以降の難民認定申請を行っている者については、原則として強制送還を行うということを可能といたしておるところでございます。

 引き続き、我が国での在留が認められない者について、迅速な送還は実施をいたします。

高橋(英)委員 ありがとうございます。

 是非お願いをしたいというように思います。ルール違反は我が国は絶対に許さないんだというのを内外に強く示していただきたいというように思っています。

 そして、支援者の方々もいるんですよ、やはり支援する方々も。私は、支援者は、やはり日本のルールを守っていない方々だから、一度丁寧に帰していただく、そういったことを促して、そして、日本に来たければ、正規のルールできちんと手続が取れるような、しっかりとした行政書士さんだとかを紹介をしてやる、それが支援の在り方だというふうに思います。

 こういった支援者、今日聞いているかもしれませんけれども、是非そういった部分はしっかりとお願いをしたいと思います。本当に内外に、日本というのはこういう国なんだというのをしっかりと伝えていただきたいと思いますので、強くお願いを申し上げます。

 次に、国際テロ組織の認定についてちょっと教えていただきたいんです。

 これは私もびっくりしたんですけれども、公安庁のホームページを見ると、国際テロリズム要覧というのがあるんですね、これは二〇二二年までしか見られないんですよ。二〇二三年版は、当初は見られたんですけれども、今は見られないんですね。何でかなと思ったら、これはトルコ政府からすごくクレームが入ったらしいんですね。なぜかというと、PKKが載っていなかったから。トルコ政府がテロ組織として指定しているPKKを、友好国である日本が載せていなかったんですね、二〇二二年には載っていたけれども。

 これは何でかと公安庁に聞きましたら、びっくりしたんですけれども、我が国には独自でテロ組織を指定するような仕組み、機関がないというんですね。あれは、載せているのは、国連が発表しているのをそのまま載せているだけなんですというんですよ。だから、慌てて、トルコからクレームが入っちゃったから、二〇二三年は見られなくなっている。

 こんな危機管理で大丈夫なんですか、この国は。しっかりとやはり独自でテロ組織の指定の機関、仕組み、これをつくらなかったらどうしようもないと思いますけれども。これだけ外国人が入っているんですよ、今。是非これは、総理、御検討ください。

鈴木国務大臣 今御指摘がありました国際テロリズム要覧につきましては、おっしゃいましたように、我が国として選定をしているという性格ではなくて、これは、国連を始め、それぞれの基準で選定をされたものということで、ある意味、自動的に掲載をしているというものであります。

 ただ、同時に、私どもの水際管理ということで申し上げれば、当然、テロリストの入国、これを確実に阻止をしなくてはいけないわけであります。そうした中で、関係省庁、私どもでいえば公安調査庁も含めてでありますけれども、そこで、テロ行為を行うおそれがある者の情報収集、これは様々、諸外国とも連携をしながら着実に行っております。そういった中で、入管法の規定に基づいて、水際についてはそうした危険性をしっかりと排除していくということで私どもとしては取組を進めております。

高橋(英)委員 お言葉ですが、とても着実に進めるとも思えておりません。

 例えば、トルコ政府からこれは要望が来ているはずなんですね。前任者の駐日大使ともお話をして、今の駐日大使ともお話をしていますけれども、PKK、トルコがテロ組織として指定している組織ですよ、それを支援している団体が日本には二つあるんです。その二つはどこにあるかというと、これは川口だというんですよね。私の地元に二つある。トルコ政府は、その支援団体の資産の凍結を日本国に求めているんです。なおかつ、そこにテロリストに指定している人間もいるんですよ、その人間の資産の凍結も求めているし、退去も求めている。

 こういったことをやってくれないと憤慨をしておりましたけれども、これはどういったことなんでしょうか。

宮路副大臣 PKKについてのお尋ねがございました。

 我が国においては、平成十四年、二〇〇二年七月五日付の閣議了解により、クルド労働者党、PKKをテロリスト等に対する資産凍結等の措置の対象としております。そして、我が国は、これまでPKKが実施したとされるテロ攻撃について断固として非難してきております。

 先ほど委員御指摘の、支援していると言われている個別の団体に関するトルコ側の要請の詳細については、外交上のやり取りであることからお答えを差し控えたいと存じますが、PKKの活動や関連の動向については引き続き注意深く監視してまいります。

高橋(英)委員 テロリストにトルコが指定している人たちは、平気で日本に入っていますよ。僕はPKKの関係者ですとSNSで堂々と発信をしているんですよ。それが何で水際でしっかりと対策をしていると言えるんですか。全然なっていないんじゃないですか。ちょっとこれはひどい話だと思いますよ、はっきり言って。もうちょっと、役人さんから聞くだけではなくて、本当に真剣に調べていただきたいというように思います。

 だから、これだけ外国人が毎年入ってきているような状況下で、どこにそういった人間がいるか、これは分かったものじゃないですよ。だから、先ほども言いましたけれども、日本独自でしっかりと認定、指定できる仕組みをつくらなければいけない、これは当たり前です。是非これはお願いをしたいというように思います。時間もないので、あれですけれども。

 一つびっくりしたことがあるんですけれども、ちょっとお話をしたいと思います。

 先ほどのひき逃げをした少年は、外国人、在留資格がない、運転免許センターに免許を取りに行ったそうです。当然、住民票もないから取れませんよね。住民票もないから駄目ですよとセンターに言われました。そうしたら、センターは何と言ったと思いますか。住民票がなければ、居住実態が分かる、電気料金とかガス料金でもいいから、水道料金でもいいから、きちんと払っている明細を持ってこい、そうすれば住民票代わりにしてやるというんですよ。これは事実ですからね。

 運転免許証というのは、日本でいったら、とんでもない証明書ですよ。これが末端の現実なんですよ。是非本当にしっかりと末端の現実を見ていただきたいというように思います。運転免許証ですから、どこでも通用するんですよ、日本だと。とんでもない話ですよ、身分証明書で。是非ちょっとお願いをしたいというふうに思います。

 とにかく、この水際対策、これは本当に大変ですから、是非お願いをしたいというように思います。

 そして、どっちを先に言おうかなと思いましたけれども、水際対策ではないですけれども、先ほど強制送還の話もありましたけれども、一旦、やはりルールを守っていない人たちは全員帰す。そして、やはりハードルは絶対設けなければ駄目です。

 その一つは、やはりビザですよね。この間、びっくりしましたよ、岩屋外務大臣。私は、ビザというのはあんなに簡単に緩和とかができるものとは知りませんでした。もっと難しいのかと思っていました。何だか自民党さんの中でもコンセンサスが取れていなかったようにも聞いていますけれども。

 あんなに簡単にできるのであれば、一回トルコ政府にも言って、我が国はまだまだ外国人の受入れがしっかりできていないから、例えば、せめて日本版のESTAができるまで、ちょっと申し訳ないけれども、ビザを設けさせてくれよ、こういうふうに是非ビザを設けることをやっていただきたいと思いますが、いかがですか。

宮路副大臣 ビザの件について御質問がございました。

 これまで、不法残留等の急増を理由に、一部の国に対する査証免除措置を一時停止した事例というのはございますが、現時点で、査証免除措置の対象国、地域について、さらに一律に査証の取得を求める必要があるところがあるというふうには考えておりません。

高橋(英)委員 いやいや、必要があるに決まっていると思いますけれども、こういう実態があるんですから。やはり国なんですから、まずは自分のところの足下をしっかり固めるのは当たり前じゃないですか。足下をしっかり固めて、それから入ってきてもらうというのは当たり前だというふうに思いますけれども。

 外国人の受入れについてちょっと聞きたいですけれども、技能実習がありました、今は育成就労と名前が変わっていますけれども。本当に名前が変わっただけで、中身なんかはほとんど変わっていないなというふうに思っています。

 あの技能実習にしたって、年間一万人ぐらいが行方不明になっているわけですよね。そして、観光で来ましたといってずっとい続けて、期限が切れて、僕は難民ですと難民申請をするわけですよ。めちゃくちゃでしょう。正規で入ってきた技能実習でさえ、年間一万人ぐらい行方不明になるんですよ。これが一つの国としてしっかりとしたルールができているのかという話ですよ。話にならないと思いますよ。

 育成就労、是非お願いしたいのは、やはり、例えば、年間この業種は何人までとか、しっかり決めてやらないと絶対駄目ですよ。どんどんどんどん入れているから、しっかりチェックもしないで入れているから、こんな一万人も行方不明になるんですよ、どう考えても。

 ブラック企業が悪いと言うかもしれませんけれども、確かにブラック企業、これは悪いですよ。だから、育成就労という、名前を変えて、多少ハードルを上げたのかもしれませんけれども、受入れに関しては、ハードルを上げたどころか、下げたように思います。

 是非、総量規制も含めて今後の外国人の受入れについてお考えを、総理、お聞かせください。

鈴木国務大臣 日本が自由で開かれた国である、あるいは選ばれる国ということと、緩い国ということは全く違うと思います。そういった中で、どうそこの最初の入口というものをしっかりとしていくのか、これは極めて大事なことだと思っております。

 そういった中で、私どもとしては、様々な法改正等も通じて、三回目以降の難民認定申請を行っている者についての、一定の場合に送還を行うことを可能とするであるとか、あるいは在留状況が良好とは評価できない永住者についても、在留資格の取消しを可能とするような改正に取り組んできております。

 さらに、これからこうした法律について適切に運用しながら、関係省庁とも連携をしながら、そうした在留管理を徹底をして、そして、全ての日本の方が安全に暮らせる、そういった社会に向けてしっかりと取組を進めていきたいと思っております。

高橋(英)委員 まさに全ての国民が安心、安全に暮らせるようにですよね、日本国民の生命財産を守るのが責務ですから。

 最近、今もおっしゃったかもしれませんけれども、外国人に選ばれる国日本とよく言いますけれども、非常に卑屈に聞こえてしようがないんですよね。やはり制度をしっかりと整えて、我々が外国人を選ばなきゃ駄目ですよ。仕事の面にしても、優秀な人たちを我々が選ぶんですよ。そういう考えに基づいてやっていっていただかないと困ります。

 我が国に足りないのは、外国人を受け入れるという仕組みがやはり全然駄目だというふうに思いますし、その一つが、やはり我々は、これは独自ですよ、日本独自の外国人基本法みたいなものを作るべきだと思いますけれども、いかがですか。

石破内閣総理大臣 入国体制、これをもう一度点検をいたします。それによって、日本人の生命財産に危険をもたらされるようなことがありますと国の体を成しませんので、そこは法務省あるいは外務省ともよく連携をしながら、委員が御指摘になりました日本版ESTAの導入と併せまして考えていかねばならないが、それが導入されるまでほっておけばいいという話には全くなりませんので、そこは各省とも連携をいたしながら、入国体制の点検というものは行ってまいります。

高橋(英)委員 これは、インバウンドとこの問題は全然違いますからね。いつだったかな、沖北の特別委員会のときにちょっと質問したけれども、インバウンドを交えて話されていましたけれども、これは全く違いますから、インバウンドの問題とこの問題、外国人の受入れは。是非ともこの違いはしっかりと認識をしていただきたいというように思います。

 もう時間ですので最後に言いますけれども、外国人から選ばれる国ではなくて、我々が外国人を選ぶ。そして、我が日本は、やはり誇りある美しき国ですから。このことを総理に申し添えまして、今日の質疑は終わらせていただきます。

 ありがとうございました。